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サステナビリティ

リクルートグループのダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)

DEI推進の取り組み

リクルートグループでは、多様な従業員の価値創造への意欲を最大化することを経営の重要テーマと位置づけ、グループ全体でグループのすべての階層において女性比率を約50%にする目標(「ジェンダーパリティ目標」)を設定して推進していることに加えて、グループ各社で、人種・民族・LGBTQ・障がい者など地域や事業の特性に合わせたさまざまな観点からもDEI推進に取り組んでいます。
リクルートグループのジェンダーパリティ目標について見る
ジェンダーパリティ目標の実現に向けたグループ各社の取り組みを見る

HRテクノロジーSBU

HRテクノロジー戦略ビジネスユニット(SBU:Strategic Business Unit)では、すべての求職者がより速く簡単に仕事に就ける社会の実現に向けて、多様な従業員を尊重するためのさまざまな施策を実施しています。

多様なジェンダーの尊重に向けて

自認性に配慮した福利厚生と移転手当の支給開始
Indeedでは属性にかかわらず、従業員が安心して、心身共に健康に働ける環境づくりを第一に、各種の取り組みを推進しています。

たとえば米国ではジェンダー・アファーミング・ケア(性別に配慮した医療)が受けられる州への転居を希望する従業員とその家族のために、移転手当の支給を開始しました。また、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)に関わる診療のために州外の医療機関に通う必要がある従業員に対しての福利厚生も充実させています。

人種・民族の多様性に向けて

Indeedでは、米国内の過小評価された人種・民族のマイノリティ(URM:Underrepresented Minoritiesy)(注1)従業員の割合を2030年までに30%に引き上げる目標を掲げています。

従業員主導のインクルージョン・ビジネス・リソース・グループ施策

IndeedがDEIの実現に向けて、採用時に候補者の多様性を実現した上で選考を開始するインクルーシブ・インタビュー・ルール(IIR)に加えて重視しているのが、従業員主導のインクルージョン・ビジネス・リソース・グループ(IBRGs:Inclusion Business Resource Groups)です。

Indeed:差別や偏見のない世界の実現を目指して

現在、Black Inclusion GroupやiPride & Gender Identityなど、13カ国に11のIBRGsがあり、約5,000人の従業員が参加しています。IBRGsは、従業員のコミュニティとして、ネットワーキングやキャリア開発の機会を提供するだけでなく、インクルーシブな職場環境の実現やプロダクトの改善に向けて意見を提唱するといった重要な役割を担っています。またシニアレベルのリーダーが各IBRGのアドバイザーとして参加しており、当事者の意見や経験が社内の変化につながるよう支援しています。
IndeedにおけるDEIの取り組みについて見る外部サイトへ

「徹底した透明性」の実践で職場の多様性と公平性を促進

Glassdoorは、自社の最たる提供価値である透明性の推進をてこに、多様性がいっそう担保されるための変革に挑んでいきます。2020年に従業員の多様性促進に向けた2025年コミットメントを公表して以来、レポートを発行し、毎年の進捗をモニタリングしています。
Glassdoorのダイバーシティ&インクルージョンの透明性に関するレポートを読む(英語のみ)外部サイトへ

Glassdoor:「徹底した透明性」の実践で職場の多様性と公平性を促進

マッチング&ソリューションSBU

マッチング&ソリューションSBUのリクルートでは、すべての従業員のキャリアや進化につながる働きがいと、誰もが自分らしく柔軟な働き方を選択できる働きやすさの両方の実現に取り組んでいます。

すべてのジェンダーの平等に向けて

リクルートグループでは人権方針にSOGI(注2)を理由とした差別や人権侵害を行わないように努めることを明記し、女性に加えて、セクシュアルマイノリティ(LGBTQ+)への理解促進も含めて、SOGIを問わず誰もが自分らしく働くことのできる職場づくりを進めています。

LGBTQ+に向けた社内制度の整備

リクルートでは、セクシュアルマイノリティの働く環境整備や全社的な啓発活動を継続してきました。配偶者やその家族に適用される社内制度を、同性パートナーやその子ども(パートナーが親権を持たない場合も含む)にも適用しているほか、毎年、社内向けのe-learningによる啓発活動を行っています。LGBTQ+に関する取り組みを評価する「PRIDE指標」では、最高評価を2018年から連続で受賞しています。

障がい者雇用の取り組み

リクルートおよび特定⼦会社のリクルートオフィスサポートにおいて、障がい者雇⽤を推進しています。リクルートとリクルートオフィスサポートの2つの環境を入社時に選択することで、一人ひとりが、自身の状況に合わせて、より多様な働き方を選択できる障がい者雇用を推進しています。
リクルートのDEIの取り組みを見る外部サイトへ

人材派遣SBU

人材派遣SBUが展開する人材ビジネスの成功には、世界各地で働く従業員がそれぞれの強みを活かしてコミットし、互いに良い刺激を与え合うことが欠かせません。従業員が自由に情熱を追い求めるほど、より良い未来へつながると信じ、従業員が本当に有意義だと思うことに全力で取り組める職場を目指しています。

「インクルージョン(包摂)」と「職場におけるウェルビーイング」

人材派遣SBUではジェンダーパリティ目標に向けた施策に加えて、「インクルージョン(包摂)」と「職場におけるウェルビーイング」の2つの指標を特に重視しています。

まず、「インクルージョン(包摂)」に関しては、SBUに属するすべての人々が歓迎されサポートされていると感じられる職場を目指しています。従業員研修や個別のインクルージョン施策を通して得られた学びの各子会社間での共有、好事例に基づくルールづくりなど、持続的かつ的確にインクルージョンと公平性を推進するための施策に取り組んでいます。

意思決定ボードにおける多様性の推進も、インクルーシブな職場の実現に向けた取り組みの1つです。多様性を確保するため、重要なポジションについては、必ず多様な候補者プールから採用や社内登用を検討するサクセッションプランニングのプロセスを導入しています。

また、「職場のウェルビーイング」向上に向けては、幸福度の測定方法や改善プロセスの確立に取り組んでいます。単に基準を文言で定めるにとどまらず、幸福度を高めるための具体的な行動を促進しています。従業員が自由に探求したり、イノベーションにつながる提案を行ったり、同僚にポジティブな影響を与えたりできる職場づくりを推進し、従業員のやりがい向上に努めています。

障がい者雇用の取り組み

国内では、障がいの有無にかかわらず、従業員全員が活躍できることを目指し、リクルートスタッフィンググループ、スタッフサービスホールディングスグループのそれぞれの会社が特例子会社と連携を組み、障がい者雇用を推進しています。
障がい者雇用の取り組みを見る

(注1) Under Represented Minoritiesとは、人種・民族的な背景について、一般的な母集団の中で少数の割合を占めていたり、優位な立場にある社会的グループに属する人々と比較して、相対的に不利な立場に置かれているマイノリティグループのことを指します。
(注2) SOGIとは、性的指向(sexual orientation、恋愛又は性愛の対象となる性)と性自認(gender identity、自己の性別についての認識)の頭文字をとった略称。