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リクルートグループの成長を支えるべく、柔軟なガバナンスを目指していく

社外取締役インタビュー

この内容は2018年統合報告(2018年10月発行)掲載時点のものです。

海外事業やグループ経営で学んだことを伝える

十時 裕樹

社外取締役 十時 裕樹

1987年ソニー株式会社 入社、2002年ソニー銀行株式会社 代表取締役、2014年ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長 兼 CEO、2018年ソニー株式会社 代表執行役専務 CFO (現任)、2018年6月株式会社リクルートホールディングス 社外取締役 (現任)

Q. リクルートグループの印象はいかがですか?

伸び盛りというか、非常に大きく成長している会社であること、そして全体的に若いという印象があります。そうした会社の社外取締役として求められているのは、やはり外の目や多様性でしょう。ソニーは、海外で長年にわたって事業を行っていますし、グループに多様な事業を抱えています。その意味で、私たちが経験し、学習してきたことをアドバイスすることが、求められていることだと理解しています。

Q. M&Aについてどのように評価されていますか?

自分たちの強みをよく理解し、非常にフォーカスされた分野でM&Aを行い、そこに強みを注いで事業を形にしていると思います。2018年5月に発表したGlassdoorの買収も、「Indeed」で仕事を探して、「Glassdoor」での評判を見てから決めるというポテンシャルユーザーの思考回路をよく理解した上で行っているという印象を持ちました。最初に自分たちのメインストリームをきちんと決めて、それに合致するものに対してM&Aを実施していくのは成功確度が高く、失敗した場合でも、きちんと振り返りができて、その原因も明確になるので、正しいやり方だと思います。

ステークホルダーを代弁し、価値向上に貢献する

Q. ガバナンスについてのお考えをお聞かせください。

ガバナンスに絶対的な正解というものはおそらくありません。それは会社の状況や持っているポートフォリオによって変わるものです。一度決めたらきちんとやってみる、そして根付くまで見守る必要もありますが、一方で柔軟な考え方もなくてはなりません。例えば組織を分割すると効率は上がりますが、企業の根っこにあるカルチャーやビジョンが希薄化する可能性もあります。また、事業規模が大きくなると、コミュニケーションが疎かになる危険性もあります。それに対応できる柔軟なガバナンスが今後のテーマかもしれません。

Q. ご自分の役割をどのように捉えていますか?

短期的ではなく中長期的に企業価値を最も高くするような経営がなされているか監督するのが、ステークホルダーの代弁者たる社外取締役の役割と考えています。また、さまざまな研究の結果、イノベーションは多様性からしか生まれないと言われています。私たち社外取締役にも、そうした多様性を生み出す役割が期待されているはずです。それに応え、リクルートグループの成長を支えるべく力を尽くすつもりです。