ダイバーシティ&インクルージョン
リクルートグループにおけるジェンダーダイバーシティの状況

リクルートグループは、従業員の男女比率と管理職の男女比率が同等であることが理想と考えています。グループ全体*1における従業員の男女比率は同等である一方、管理職*2においては男性の比率が高いことから、女性管理職比率の向上に重点的に取り組んでいます。従業員に加えて、取締役会におけるジェンダーダイバーシティについても今後強化していく方針です。
*1 リクルートホールディングス、全SBU統括会社及び各SBU配下の主要会社にて集計(2019年4月時点)
*2 部下を持つすべての管理職
日本国内におけるD&I推進ロードマップと進捗状況

日本国内のグループ会社*1においては、国内におけるダイバーシティ面での課題を踏まえ、2006年から専任組織を設置してD&Iを推進しています。特に、女性が従業員の4割強を占めているため、性差なく活躍できる環境を整えることをファーストステップとして、女性の両立・活躍支援を進めてきました。
現在は、D&I推進における重点テーマを、①女性の意識醸成、②マネジメントサイドへの教育、③働き方・両立支援としています。育児や介護などのライフステージの変化や、性別にかかわらず、多様な事情やライフスタイルを持つ従業員が活躍できる環境づくりを進めています。その結果、以下のような変化がありました。
1. 女性従業員の両立意識の高まり
2012年より毎年実施しているダイバーシティアンケート(従業員1.2万人を対象)で、「この会社で仕事と家庭を両立できる」と答えた女性が、2018年は49.8%に(2012年比18.7ポイントアップ)
2. ワーキングマザー数の増加
女性の仕事とプライベートの両立支援を進めた結果、ワーキングマザー数が1,322人に(女性従業員の23.2%、2019年4月時点)
3. 任用後に産休・育休を取得する女性課長職の増加
活躍支援・両立支援を両輪で進めた結果、課長任用後に産休・育休を取得する女性が年々増加し、2013年と比較して3.4倍に
