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Peoplebank:豪州地域の人材業界で、女性活躍を牽引

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Peoplebankは、アジア太平洋地域で最大規模のハイスキル人材の派遣会社です。彼らが何よりも重視するのが、多様性。同社はこれまでも、多様な人材の活躍を目指し、性別や障がいの有無に関係なく誰もが働きやすい職場環境や労務規定を提供したり、賃金のジェンダー間格差の是正などに注力してきました。そして社外に対しては、採用プロセスに潜む偏見を防ぐための取り組みを進めています。

特に大きな成果を収めてきたのがIT分野の女性を対象にした活動です。2016年と17年には、アジア太平洋地域のジェンダー格差問題を啓発するフォーラム「Next 100 Women in IT(これからのIT分野を担う女性100人)」を開催。

17年には、世界中の企業幹部に占める女性の割合は29.7%。IT分野に至ってはわずか9%という業界調査を公表し、IT分野でのジェンダー格差にスポットを当てました。現状を変えていくには、フォーラムで人のネットワークを繋ぐだけではなく、女性たちが自身のキャリアについてオープンに話し、リーダーを目指すように後押しできる場所が必要でした。そこで、Peoplebank社内で幹部候補プログラムに参加していたバージニア・ディンとステファニー・スニガ=マーの2人は、フォーラムをキャリア開発イベントに変更しようと提案しました。成功を収めているIT分野の女性たちに出会い、これまでに克服してきた困難について話し合える場を目指したのです。

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2018年、Peoplebankは初めてのイベント「Women Leading IT(IT分野を率いる女性たち)」を開催。IT分野でキャリアアップを目指す女性たちと、ミドル~シニアクラスの女性リーダーたちが交流し、互いのキャリア開発を応援するコミュニティーを形成。イベントにはUTS InsearchのIT部門を率いるサラ・シャローナー、RabobankのITシステム部門を率いるアレクサ・グリン、WGEAの雇用担当エグゼクティブマネージャーを務めるケイト・リー、LinkedInでANZ SMBチームを率いるレイカ・フン・ズピンカら有力な業界リーダーが80人以上参加し、採用時のジェンダーバイアスに関するディスカッションも開催されました。

このイベントの成功をうけてPeoplebankは、オーストラリアの政府機関である職場ジェンダー平等庁より7年連続で表彰されました。19年には「ジェンダー平等における最優秀企業」に選ばれ、人材派遣業界では唯一の受賞となりました。

2019年にPeoplebankと合併したChandler Macleod GroupのCEOを務めるピーター・アチソンは、合併後に社内で見られたポジティブな変化を実感しています。「ジェンダーの多様性とビジネスの相関関係がわかってきました。社内でもジェンダーの多様性が確保されている事業チームは、そうでないチームよりもモチベーションが高く、財務実績も良く、成熟したチームワークを発揮する文化が根付いています」

本記事はリクルートグループ60周年記念サイトからの転載です。事業内容や所属などは取材時(2019年9月〜2020年2月)のものです。

2020年08月07日

※事業内容や所属などは記事発行時のものです。