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人材派遣SBU

Rob Zandbergen:人材派遣SBU長メッセージ

強いリーダーシップで危機を乗り越え、社会に機会を提供し続ける

Rob Zandbergen

常務執行役員 人材派遣事業担当 兼 RGF Staffing B.V. CEO

リクルートグループの人材派遣事業は、これまで数十年にわたり構築してきたさまざまなステークホルダーとの強固な関係を基盤に、独自のポジションを築きながら、求職者と企業双方のニーズを満たすことを目指して事業展開してきました。人材派遣SBUは、世界各国・地域に事業拠点を有する戦略ビジネスユニットです。人材派遣事業の成功のカギは、個々のローカル市場のニーズに合ったサービスを提供することだと考えています。そのために、人材派遣SBUでは「ユニット経営」を導入し、現地の顧客ニーズや市場状況に精通した個々の組織が、それぞれの深い知見に基づき柔軟に意思決定を行える経営手法をとっています。

新型コロナウイルスの感染拡大は日々の生活を大きく変えました。しかし、私たちは日頃から求職者、企業、労働市場のニーズに根差した活動を続けてきたので、素早い対応を行うことができました。たとえば、フランスでは全面的なロックダウンが行われ、多くの派遣スタッフや企業が人材派遣会社との連絡が取れなくなってしまいました。私たちは派遣スタッフや企業の皆さんが、就業継続に不安を感じている状況が分かっていたので、オフィスを開け続けることで、連絡が取れるようにしました。状況が改善してきた今、誰とも連絡が取れないときにサポートしてくれたことに対する感謝の声を多く頂いています。

その他にも、世界中で積極的なサポートを続けています。日本ではリクルートスタッフィングが、派遣スタッフのリモートワーク導入を強化し、就業継続に尽力しています。北米に展開するStaffmark Groupや欧州のUSG People各社では、派遣スタッフや企業の不安解消や支援のために、ウェブサイトやオンラインセミナーなどを通じて、問い合わせ情報やお役立ち情報を積極的に提供しています。

このような危機を企業が乗り越えるためには、経営陣による強いリーダーシップと創造性の発揮が必要と考えます。私が人材派遣業界に入った2002年は、ヨーロッパの経済が減速し始めた時期であり、2008年の世界的な景気後退や2011年のヨーロッパ金融危機も記憶に新しいです。これらの厳しい時期を、私たちは試行錯誤しながらも全力で乗り越えてきました。このような経験から、不測の事態が発生した時にどのように対応すべきか、そして柔軟で機動力のある組織を持ち、力強く意思決定することの重要性を学びました。決して躊躇することなく、一貫して自分の期待を従業員に伝え続け、チームの連携を緊密に保っていく必要があります。事業を運営していくなかでは、時として自分たちではコントロールできない要因によって事業収益が落ち込むこともあります。そういう時こそリーダーシップを発揮して不安に対処し、現実的なアクションプランを立てて、従業員も含めたステークホルダーの皆さんを安心させることが大切です。世界的な経済危機が発生すると、業績に対してネガティブなインパクトが出てしまうことは避けられません。しかし、それでも強いリーダーシップを発揮し、チャレンジを続けながら成長していきたいと思います。

リクルートグループでは、日頃から経営や従業員がオープンに議論し、全員が会社の目指す方向に向かって行動できる高いレベルの信頼関係があります。そのようなグループであるからこそ、経済状況の急速な変化によって世界の人材派遣業界全体が苦戦している現在の状況においても、優位なポジションを築くことができていると信じています。私たちのビジョンはこれからも変わらず、人々が自分に合った仕事を見つけ、快適に生活できるように手助けすることです。そして、どんな状況下においても、目標の達成に向かって求職者と企業をつなぐ役割ができていることを、私は心から誇りに感じています。