Menu
HRテクノロジーSBU

NHSの緊急採用ニーズをチーム一丸で支援

ディーパ・ソーマスンダリ

ディーパ・ソーマスンダリ
(Deepa Somasundari)

Indeed 戦略プロジェクト担当ディレクター

「Indeedは人工呼吸器を製造することはできません。それでもWe help people get jobというミッションを担うことで、この逆境に立ち向かうことはできると思います」Indeedのクリス・ハイムスCEOが、英国の国民保健サービス(NHS)の代表者たちに語った言葉です。NHSは、英国の公的資金で運営されている医療機関で、欧州で最も多くの医療従事者を雇用しています。

ディーパ・ソーマスンダリは、ロンドンのIndeedで戦略プロジェクトを担当するディレクター。2020年3月初旬、彼女は英国での新型コロナウイス感染拡大の影響範囲を知って慄然としました。「NHSは大勢のエッセンシャルワーカーを短期間で確保する必要に迫られるに違いない」そう考えたディーパは、Indeedのミッションである「We help people get jobs」を、英国民の健康と安全に役立てようと決意します。

すぐにクリス・ハイムスCEO以下のIndeedの経営陣を集めて、NHS幹部との会合を設けて状況を聞き取り、NHSの雇用面での支援を申し出ました。すでにNHS側では、臨床と非臨床の両分野で何千人もの職員が必要になると予想。新型コロナウイルス対応の一環として設立された大型救急病院であるナイチンゲール病院でも、今後患者が増える事態に備え、職員の採用は急務でした。

短期間でかなりの大人数を採用するという難題。これに加え、ウイルス拡散防止のため、応募者は病院から一定の距離内に居住している人に限らなければないという条件付き。条例や各種基準を守るため、応募手続きも複雑になります。

未曾有の事態に対処するため、ディーパはIndeedのインキュベーターチームに相談を持ちかけました。そして急遽開発されたのが、特注の自動スクリーニングプロセスです。履歴書データベースの高速検索と、応募を促すカスタマイズされたオファーメール送信が可能になりました。複雑な応募条件に応募者が混乱しないよう、ディーパは職場の同僚にも呼びかけてサポート体制を強化。その甲斐もあって、7週間で何千人もの基準要件を満たした方を採用することができました。

しかし感染者数がピークを超えても、NHSの負担は減る気配を見せませんでした。そんな中、ディーパに1本の電話が入ります。「それは木曜日の午後でした。NHSから、1,500人以上の候補者を、3日以内にスクリーニングしてほしいという依頼が入ったんです」

ディーパは、欧州、中東、アフリカ、米国のチームに応援を求めました。すると翌朝には、Indeedの従業員150人が自発的にサポートを申し出てくれたのです。全世界の仲間たちの協力で、候補者全員との通話がわずか3時間半で完了。この小さな偉業を、ディーパはこう振り返ります。

「みんなの力で難しいプロジェクトを成功させた達成感。それだけでなく、何千人もの患者さんたちを助けるため、こんなに大勢の人が立ち上がって力を合わせてくれたことを誇りに思っています」