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Shaw Trustとの提携で失業者の復職を支援:Indeed

Indeedが英国で慈善事業団体Shaw Trustと提携

2021年1月21日、Indeedは英国で40年近く就業支援を行っているNPO法人Shaw Trustとの提携を発表しました。英国各地で長年にわたり求職者の就業を支援してきたShaw Trustと、テクノロジーを活用したオンラインプラットフォームを持つIndeedの提携によりどのような科学反応が期待できるでしょうか。

肘タッチをしている様子

英国労働市場の現状と課題

Indeedが2020年11月に英国全土で行った調査*によると、職の有無にかかわらず半数以上の求職者がコロナ後に「職にあぶれてしまうと思う」と回答したという結果が出ています。事実、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、平均的な求人募集に対する競争率は前年比で2倍以上。一方で、求人数は37%も減少しています。また、4分の1以上の人は「自分に自信がない」と回答しており、仕事探しや応募に限ると「自信がない」と回答した人の数は、実に4割以上にも。応募先企業から反応が得られなかったことや、面接で落ちたといった苦い経験などが求職者の自信を低下させてしまっている要因となっていることが、調査結果から見えてきました。

英国経済の冷え込みに連動して、人々が"自信"を失っている可能性があります。イギリス統計局の推計によると、働くことを望み、働くことができるにもかかわらず、自信のなさから求職活動に積極的になれない人々が、約9万人もいたのです。

*3Gem社がIndeedからの依頼に基づき2020年11月2日~10日に英国全土で18歳以上の就業者1,000人と失業中の求職者1,000人を対象に実施した調査

肘タッチをしている様子

復職への一歩を後押しするためにーJob Search Workshop

Indeedは、2030年までに「世界中で100万人以上の求職者の就業支援をする」という目標を掲げています。この目標を実現するために、Indeedは求職者の就業支援活動を行うパートナーを探していました。そんなときに出会ったのが英国で長年就業支援活動を行っていたShaw Trustです。上記調査結果を受けてIndeedとShaw Trustは、まず始めに、求職者の自信を回復させるための活動から着手することを決めました。2021年1月~3月に「Job Search Workshop」というオンラインイベントを開催することにしたのです。

「Shaw Trustとのパートナーシップにより、私たちは自信をなくして苦しんでいる求職者を支援する機会を得ることができました」と語るのは、Indeedのシニア・ディレクターで本提携の責任者であるアビー・カールトンです。「私たちの Job Search Workshopは、さまざまな背景から困難な状況にある人々の自信を回復し、自立して復職できるよう導くことを目的としています。自信と成長思考は仕事を見つける上で重要な役割を果たすため、自己信頼を高める手助けを行っていくことで、求職者の力になりたいと考えています」

Indeedのミカエラ・エリオット(左)とShaw Trustのレナ―タ・グレイバー(右)がJob Search Workshopでロールプレイをしている様子

Indeedのミカエラ・エリオット(左)とShaw Trustのレナ―タ・グレイバー(右)が、Job Search Workshopで参加者に対してロールプレイの実演をしている様子

Job Search Workshopは、2021年1月~3月に毎月1回、全3回にわたってFacebook上でライブイベントとして開催されました。このイベントでは、Shaw TrustとIndeedそれぞれから求職者支援に長年携わっているプロフェッショナルが登壇し、書類選考や面接に向けた専門的な知見を共有しました。コロナ禍の昨今、オンラインでの面接が増えていますが、ロールプレイの実施や失敗談の共有を通じて実践的なテクニックを学べるように仕立てられています。これまでJob Search Workshopには計16,000人の求職者が参加しました。参加者の一人であるリサ・コックバーンさんは「わたしはこれまでの苦い経験から長い間仕事に就いていませんでしたが、Job Search Workshopの情報は復職への第一歩としてとても役に立ちました」と、イベントへの感謝の気持ちをお話しいただけました。

「We help people get jobs.」というミッション実現のために

IndeedはこのJob Search Workshopのほかにも、Indeed Hiring Events(英語サイトに遷移します)やIndeedに求人を出している大手企業とShaw Trustをつなぐことなどで幅広く求職者を支援しています。

「できるだけ多くの失業者が復職できるよう支援をするのが本提携の目的です」―今後の展望についてアビーはさらなる意欲を見せました。「Indeedの使命は言うまでもなく "We help people get jobs." であり、本提携はIndeedの使命を実現できるまたとないチャンスだと感じています。Shaw Trustとともに1人でも多くの求職者をどのように支援できるのか、この先も引き続き議論を深めていきたいと考えています」

微笑んでいる女性、Indeedのシニアディレクター アビー・カールトン

Abbey Carlton(アビー・カールトン)

Senior Director, Head of Social Impact at Indeed

3年前にIndeedに入社し、Social Impact案件の立ち上げや社会活動開発を担当。これまで一貫して雇用と就業機会に関する問題に長く取り組んでおり、前職ではロックフェラー財団にて"Jobs and Economic Opportunity"領域の代表を務めた

Shaw Trust

1982年に英国のShawという小さな町で生まれたNPO団体。Shaw Trustという団体名はこの町の名に由来する。すべての人が機会を得られる社会の実現を目指し、障がい者の就業支援から事業を始めた。現在は障がい者に限らず社会的に弱い立場にある人々への就業支援を幅広く行っているほか、若者の技能研修や人々の健康増進のためのプログラムなども提供している。2021年現在、2,700人以上のスタッフならびに800人のボランティアが所属し、全英各地に150の雇用支援センターを持つ