Menu
サービス・事業

HRテクノロジー事業
(HRテクノロジーSBU)
SBU長メッセージ

この内容は2018年統合報告(2018年10月発行)掲載時点のものです。

仕事選びの未来を創る

出木場 久征

出木場 久征

専務執行役員 兼 HRテクノロジーSBU担当
兼 RGF OHR USA, Inc. CEO
兼 Recruit Global Staffing B.V. Chairman
兼 Indeed, Inc. CEO

我々が大切にし続けてきたこと:「もっとよい方法ないの?」

創業以来、リクルートグループが大事にしてきたことの1つは「もっとよい方法ないの?」という問いかけです。これを我々は"新たな価値の創造"と呼んでいます。この問いかけによって、それまで存在しなかったサービスやソリューションを創ることに挑戦し続けてきたのがリクルートグループの歴史だと個人的には思っています。最初の挑戦は、大学の就職掲示板を、誰でも手にとることのできる情報誌にして、仕事を探しやすくすることでした。そうして始まったリクルートグループの挑戦は、仕事探しの場面にとどまらず、住宅選びや教育など人生における大切な選択の場面から、旅行や飲食といった日常の選択場面にも広がっていきました。さらに「もっとよい方法ないの?」という問いかけを続けてきた結果、もともとは情報誌を中心にしたビジネスモデルだったものが、利用者の利便性にこだわりインターネットを中心としたビジネスモデルへと変化していきました。

そして当社は、マシンラーニングを活用したグローバルな求人検索サイトを運営するIndeedを2012年に子会社化しました。

「Indeed」のアグリゲーション技術には2つの特徴があります。1つはアルゴリズムとマシンラーニングによるマッチング精度。もう1つは「キーワード」と「勤務地」という2つの検索窓があるだけのシンプルなインターフェース。この組み合わせは非常に強力で、最先端の技術を利用して、すべての仕事情報を一度に検索し、ユーザーにとって最も関連性の高い検索結果を提供します。

現在、世界で月間2億人以上のユーザーに利用されており、求人分野で世界No.1のポジションを獲得しています。

GlassdoorがHRテクノロジーSBUの傘下に

当社は、2018年6月にGlassdoorをHRテクノロジーSBUの傘下に迎えることができました。米国Glassdoorは、創業当初から一貫して口コミ情報を活用して仕事探しに圧倒的な透明性をもたらし、月間約6,000万ユニークビジター数にまで成長しているこの領域のフロントランナーです。

インターネット技術の爆発的な広がりによって、誰でもすぐに欲しいサービスの情報を入手できるだけでなく、誰でも手軽にサービスに対するレビューを書き込めるようになったことで、いわゆる"口コミ"がさまざまなリクルートグループのサービスにおいても重要性を持つようになりました。

旅行選びや飲食店選びにおいての口コミの利用は、いち早く米国から世界中に広がったのですが、それから5~10年遅れる形で、仕事選びという場面においても同じ流れが米国を中心に始まりました。

仕事を選ぶことは、世界中の誰にとっても非常に大切なことです。仕事選びの口コミ情報という領域は、日常消費領域よりもさらに広く深い情報が必要とされる領域であり、そこにはまだまだ多くの進化の余地があると考えています。そうした進化のまさしく先駆者であるGlassdoorがグループに加わったことを非常にうれしく思います。

10年後、20年後、私たちの子どもや、その子どもの世代は、どんなふうに仕事を見つけているでしょうか。やりたい仕事を探し、応募し、面接し、採用されるという、複雑で時間のかかるプロセスは、けっして楽しいものではありません。当社には、この領域における世界のリーダーとして、従来のプロセスをより簡単で時間のかからないものにしていく責任があります。例えば、あなたのことをよく知っている親しい友人が仕事を紹介してくれるような感覚で、当社のテクノロジーやサービスが最適な仕事を提案してくれる、そういう日がきっと来ると信じています。そんな世界を実現するために、給与や福利厚生といった情報だけでなく、企業の文化や職場の雰囲気といったデータも集めて構造化していくことは、まだまだ大きな挑戦のほんの入り口に過ぎません。高い技術力や圧倒的なユーザー数を誇るIndeedと、膨大な口コミ情報のデータベースを持つGlassdoor、それぞれの強みを活かした新たな挑戦が始まります。